2011年11月27日日曜日

We Love Sopu

先週金曜日、
職場でお別れ会がありました。
と言っても誰もどこかに行ってしまうわけではありません。

職場は12月22日まで仕事があるのですが、
みんなもうすでに年末モードなのか
休暇をとったり、長期で外回り的なものに
行ったままそのまま帰ってこない予定の
人がいたりで、
もうみんなで今年会えるのは今日が最後!
また来年会いましょう、良いお年を。
のお別れ会でした。

一人一品何かもってきて~ってことだったので、
私はかぼちゃと豚肉の煮物と
紅芋もちを作って行きました。
トンガではかぼちゃがよくできるのですが、
トンガ人は食べる習慣がありません。
どうだろうな、と思いながら作っていきましたが、
なかなか好評でした。
紅芋もちは前の晩に作って冷蔵庫で保管して
そのまま朝持っていったため、
かたくてあまり美味しくなかったです。
反省反省。

でもこうして写真を見るとテーブルの上で、日本食とトンガ食が
混ざっていてなんだか素敵。

ちょっと気が早い気は否めないですが、
また来年皆で笑顔で再会できるといいです。

さて土曜日はSopu(ソプ)という地域の
海浜をクリーンアップするイベントがありました。
JICAのシニアボランティアの方の企画で
地元の小学生やその保護者たちと
掃除をして海浜を綺麗にして、
かつ環境にたいする意識を変えていこう!
という素晴らしいイベントです。

日本にはこういうのたくさんあると思います。
私も小中学生のときによくやった気がします。

しかしトンガでこういうことは今までなかったようです。

朝 浜辺に行くと子供がすでに集まっていました。
後ろの横断幕は前もって美術隊員のボンマス氏と
みんなで作り上げたものです。
大変でしたがなかなか映えていて頑張った甲斐がありました。

さて子供達(だいたい100人ちょっとくらい)を5グループに
分けてそれぞれの区域を掃除しました。

私は養護教員のタネさんと一緒に3班担当で、
子供達にごみの集め方の方法を説明し、
掃除にとりかかりました。

驚いたことにみんな
海に着いた途端ものすごいいきおいで
もくもくと集め始めました。

袋がどんどんいっぱいになっていきます。

こんなまじめに頑張ってくれるとは思いませんでした。

海にはお菓子の袋やら漁で使う網の古くなって使われて
いないものやら、空き缶 ペットボトル等が落ちていました。
なかでも多くて残念だったのが赤ちゃんのおむつです。

「人の親なのに・・・」と思ってしまいました。

やっぱりそういうものを捨ててはいけないという
感覚があまりないのだと思います。

昔はトンガには
捨てても後々 土にかえるものばかりあったので、
トンガ人もそのまま捨てていて、
それが、今海外からたくさんの人工的なものが入ってきて、
でも人の感覚は変わらずそのまま捨てている。

ということもポイ捨ての一因だそうです。

たくさんのものがトンガに入ってきて、トンガ人の暮らしが
豊かになるのは良い事かもしれませんが、
そのせいで、綺麗だった場所が汚れていくのは
悲しいですね。

今日のクリーンナップキャンペーンを
通して子供たちの感覚が少しでも変わってくれたらいいです。
子供たちならすぐに変われるし、
未来のトンガを背負っていくみんなだからです。
最後はビンゴ大会をして終わりました。
楽しんでいたようです。

今日、日曜日はJICAのドミトリーの掃除当番だったので、
掃除をし、それから夕日を見に行きました。
私の地元では夕日は隣の島のほうに沈むので、
海に沈むサンセットを見るのは
生まれて初めてだったかもしれません。
すごく綺麗でした。

異国の地で、夕日や海を見ると、
母国のことを考える傾向に人は
あるようです。

少しみんなでおセンチになりつつ
夜は韓国料理をもりもり食べ、帰路につきました。







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