今日はトンガの水の話。
トンガのメインアイランド、トンガタプ島は
さんご礁が隆起してできた島。
そのため島の全域における、地面の下の方は
石灰岩で、透水性がとても高い。
雨が降ると雨水のほとんどが地面に浸透するため
川はありません。
トンガタプ島での水資源は、各家庭でタンクに貯めている雨水と、
地下水(水道水として供給されてます)です。
しかし水道水の供給が安定していなかったり、
(標高の少し高い位置では朝晩、水が出なかったりする)
地下水に混じる海水の濃度が年々上昇していたりと、
問題は色々あるようです。
そこで同じような島嶼で、同じような気候で、
同じような問題を抱えてきた沖縄の人たちが、
問題を乗り越えてきたノウハウを、大洋州の人々に伝え、貢献しようと、
沖縄県経営者協会と、宮古島市、JICAの共催の
団体がトンガに視察しにやってこられました。
私も出身が沖縄というだけの、水や環境のことはド素人ですが
一緒に同行させてもらいました。
写真では わかりにくいですが、
ここは島で一番高いところで標高65mくらいあります。
ここに浄水施設(地下水をくみ上げる井戸の集合地)があります。
そのうちの1っこの井戸です。
ディーゼルエンジン駆動ポンプが設置されているそうです。
トンガ人と沖縄の人とで良い意見交換ができていたようです。
私も久しぶりに沖縄のなまりが聞けて良かったです。
一向はこれから離島の
ババウ島に向かい、今度はごみ問題、リサイクル事業に
協力するための視察を行うそうです。
しかし、ここは途上国。
日本の素晴らしい技術をもってしても、
現地では同じようになかなかいかないのが現状だと
思います。
現地でできるやり方と沖縄の技術がうまく折り合って
トンガの状況が少しでも良くなればなぁ
と思いました。
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